悪性リンパ腫と診断されるまで②
大腸内視鏡を行ったその場で癌と診断され、とてつもなく重い石を背負った感覚の私。
こんなに元気で運動しまくっているのに…。
信じられない気持ちで一杯だった。
一方で、本当に癌ならば早く次の段階に進まなければいけない…とも考え、どの病院で手術するのかも考え始めた。
インターネットで検索してみる。
大腸がんの実績が多く、そして自宅から通院しやすい場所を基準に考えてみた。
夫は、会社内の診療所の先生が勧める病院(医師)にかかるよう言ってきたが、私は私の直観を信じたいと考えた。病院を選択するにあたっては、ちょっと気まずい…というより、腹が立ち口論にもなった。
「自分が逆の立場だったら?この先生にかかりたいと言っているのに、私に他の医者にしろと言われたら頭に来ない??」
こう言ったらさすがに黙っていた。
ただでさえ落ち込み、頭が混乱しているのに、口論することで疲れたくなかった。全くもって無意味な行為。血圧ばかり上がる気がする。
こんなやりとりがあって、私は東京都の駒込病院を受診する決意を固めた。
5月20日、診断してくれた医師に、紹介状を書いてもらい、駒込病院は5月25日に行くことにした。
ところが、だ。
その紹介状を書いてくれた医師から電話があったのだ。
「内視鏡実施時に採取した組織の結果が判明し「悪性リンパ腫」と思われる。
外科の先生宛に紹介状を書いたが、受診しても血液内科に回されるだろう」とのことだった。
2年前、悪性リンパ腫に罹患した父が、治療途中で突然死しした事がフラッシュバックした。
遺伝、、、なのか…。私は突然死しないだろうか…。
また、大きな不安に包み込まれた。
自分のキャパシティを超えている。
つらすぎる。